リーダー語録:ひぐちまりさん1

2016.05.01 (日)

家族の中に居場所がなかった子供時代

 

私は、50歳を過ぎた今でこそ「エネルギッシュな人」と言われますが、子供時代は劣等感が強く、人間関係も下手で、とても暗い子でした。気難しかった父は、母や姉に手をあげることもありました。でも、なぜか父は私には一度も手をあげたことはありません。今から思うと馬鹿げた話ですが、幼ない私は自分がつまはじきにされているように感じ「私はこの家族の一員ではないんだ」と考えるようになりました。

 

加えて6歳年上の姉は耳が聞こえませんでした。その姉を抱え、母が苦労しているのを見ていました。「家族の役に立たなければ…。家族の役に立てば自分の居場所ができる」そう思い、子供なりに何とか役に立とうとしたものの子供だから何もできない。私は自分に「役立たず」という負のレッテルを貼りました。

 

一方で小学校では、極度の人見知りでクラスメートと打ち解けられない。ところが成績は良く、先生からはかわいがられる。そのため、いじめられる。小学4年の時、「こんなに友達がいない私は結婚できるわけがない。一人で生きていくしかない」と思いました。

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