MBA体験記50~MBA修了後の課題2~
MBA修了後、これまでに経験したことのない職種でリーダーを務めることになった。
実績はなかったが、MBA時代に時間をかけて構築した「理論」があった。
これをベースに、「実践」の場で新商品をいくつか開発した。
というよりも、新商品を連発するチームをつくったという方が正しいかもしれない。
チーム・クリエイティビティの研究をしていたからである。
心理学者のクルト・レヴィンの言葉に、こんなものがある。
Nothing is so practical as a good theory.(良い理論ほど実践的なものはない)
自分で作った理論が実践でも役に立った。
まさに「良い理論は実践的」ということを実感しているが、むしろこういう表現かもしれない。
自分で作った良い理論ほど実践的なモノはない。
このように、これまで「実践から理論へ」、「理論から実践へ」と移ってきた。
これからは、「理論と実践の融合」をより一層図っていくことを課題としている。
その一つの取り組みに、修論のつながりで結成したCLIPでの活動があった。
メンバーがMBAの授業に講師として出席したりした。
理論と実践の橋渡し的な活動をしてきた。
また、CLIPは、メンバーの多くがプロジェクトリーダーなどのミドル層である。
そのため、先のMBAの限界で述べたミドルマネジメント教育の不足分を補うことができる。
そうとも考えている。
また、個人的には、自ら構築した理論が実践でも役に立つか検証を続けていく。
そして、新たな発見があれば随時、理論に盛り込み、より強固な理論にしていきたい。
また、それ以外のテーマについても新たな研究に取り組み、理論化していきたい。
このように、これからは「理論と実践」の間を行ったり来たりする。
その活動なかで、できることの範囲を少しずつ増やしていく。
そして、これまでにない「新たな価値」を提供し、世の中を変えていく(Change the World)。
これが、MBA修了後、一貫して持ち続けている私の課題である。
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