【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者

私も渡邊さんから、面白いお話を聞けて嬉しい気分になれました。

そして、私が嬉しい、喜んでいる姿を見て、渡邊さんも嬉しい気分になる。

その渡邊さんの姿を見て、私も嬉しくなる。

この連鎖って、どこまでも続いていきそうな気がするので、もうやめますが。（笑）

でも、あるんですね。他人の喜びが自分の喜びになることって。

 

渡邊

そうですね。いま、まさに実感しましたし、連鎖ってどこまでも続くんだなーと。

その感覚、連鎖が続く感覚ですね。それをいま体感しました。

これが日常にあると、もっとみんなが、世の中がハッピーになる感じがしますね。

なかなかないですからね。普段の生活で、こういう経験は。

 

質問者

確かに少ないかもしれませんね。

やっぱり自分のことで精一杯の人が多いからなんでしょうか？

マズローの例でいったら、自己実現を目指しているまでの段階なんですかね。

その上の自己超越までには、まだ到達している人が少ない。

そんな気がしてきました。

 

渡邊

そうですね。私も、まだまだできていませんが、少しずつ利他の心が芽生えてきました。

それは実感できるんですよね。目線が少し変わったかなという感覚は。

 

質問者

そうなんですか？段階が移るところって、わかるもんなんですか？

 

渡邊

はっきりとはわからないんですけど、何となくの感覚ですね。

無意識の状態ではわからないんですけど、意識すると、あ、昔と違う考えになってる。

そんなことを思うことが増えました。

 

質問者

具体的にはどういうことなんですか？

 

渡邊

そうですね。例えば、いま取締役になったので、役職的には満足しているんですね。

周りから、「30代で上場企業の役員なんてスゴイ」と言われたりするようにもなりました。

なので、またマズローになりますが、4つ目の承認欲求は満たされている感じなんです。

いまは、周りから評価されたい、認められたいという気はほぼなくなりましたから。

 

でも、それまでは、承認欲求がものすごく強い時期もあり、それが長く続いていました。

いい仕事をして周りからスゴイと言ってもらいたい。

高いポジションに就いて、周りから自分のことを認めてもらいたい。

そんなことばかり考えていた時期も正直あったんです、

今から考えると恥ずかしいことなんですが。

 

（*）インタビューは2009年12月に行われました。