MBAホルダーの本音59~MBA前後のキャリア目標10~
質問者
深い内省というと、自己分析みたいなものですか?
まずは自分のことを知るということでしょうか?
渡邊
そうですね。意外と自分のことって自分は知らないですからね。
就職活動のときにやったりしますけど、社会人になったらやらないですよね。
会社でも、自己申告書を書くことがありますけど、真面目にやりませんしね。
なので、自分は本当は何が好きなのか?ってあんまり考えることってないんですね。
だから、まず自分のピュアな気持ちを知ることが必要だと思います。
それには、子供の頃に好きだったことを思い出すのも良いと思います。
そこに重要なヒントがあったりしますので。
質問者
自己分析をする際、子供の頃に好きだったことを思い出すというのは面白いですね。
そんなにヒントがあるものなんですか?
渡邊
はい。いっぱいありますね。
大人になると、いわゆる世間の常識とか、周りの評価とかが気になりますよね。
そうすると、世間の常識が自分の好きなことと勘違いしていることもあるんです。
例えば、私の場合、高校生になると、先生よりも金融を志望するようになりました。
でも、それって本当に自分の好きなことではなかったわけです。
海外で働けたらかっこいい、金融ならお金を稼げるといった、いわば世間の見方です。
それが、自分の好きなことと勘違いしていたんです。
実際に働くまでは、そのことに全く気付きませんでした。
でも、働いてみて、「なんか違うな」と。
証券会社で営業をしていて、「これは自分がやりたいことではないな」と。
それで、本を読んで、キャリアプランを考えるとき、子供の頃を振り返ったんですね。
そのとき、「あ、自分は先生を目指していたんだ」と思い出しました。
就職活動のときは、金融を志望していたので、先生になることを忘れていたんです。
でも、本当にワクワクすることって何だろう?と考えたとき出てきたんです。
自分が本当にやりたいことは、先生なんだって。
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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