MBAの2年間で得たこと~その6~
(前回からの続き)
質問者
新しいアイデアや企画を考える方法ですか。
確かに実際にやったことのある人でなければ、どうすればいいかわからないですよね。
それで、そのテーマを選んでからどうされたんですか?
渡邊
まずは過去の理論を整理する先行研究から始めました。
クリエイティビティをはじめ理論の研究は欧米でほとんど行われています。
残念ながら日本ではあまり進んでいないんですね。
なので、まずは海外文献の読み込みをしました。
質問者
英語の文献ですよね。どれくらいの量を読んだのですか?
渡邊
流し読みも含めると、200本以上の論文は読んだと思います。
読むことで、「これまでに何がわかっているのか?」「何がまだわかっていないのか?」
過去の研究の流れを知ることができました。
そして、これまでの理論の整理をすることもできました。
質問者
その後はどうされたんですか?
渡邊
その後というか、論文の読み込みはずっと続けていきますので、並行してですが
10名のクリエイター・リーダーにインタビューをしました。
実際に新商品開発の実務で成功しているリーダーから成功、失敗の体験談を聞きました。
「これまでの理論が合っているのか?」「これまでの理論に欠けていることは何か?」
それをみつけようとしたのです。
質問者
実際にはどうだったんですか?
欧米の理論と日本の実務者の成功体験は一致していたんですか?
渡邊
はい。だいたい同じでした。
やはり理論も過去何十年と行われてきた結果ですからね。当然と言えば当然です。
といってしまうと、「理論だけ勉強すればいい」ということになりますよね。
でも、実際はインタビューをすることで、強烈な疑似体験をすることができたんですね。
これが、本当に今の仕事に役に立っているんです。
この経験がなければ今の自分は絶対にないと言い切れます。
それくらいインパクトのある体験でした。
(続く)
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