MBAでの人脈づくり~先生編1~
MBAでの人脈の一つに先生(教授)とのつながりがあります。
MBAで教えている先生には、三つのタイプがあります。
一つは「理論系」のタイプです。
長らくアカデミックな世界で研究を続けてきて、その道を究めている先生です。
ある意味「学者肌」とも言えるかもしれません。
欧米の最新の理論にも精通していて、事例だけでなく理論的な背景を学ぶことができます。
ただ、MBAではビジネスがテーマである以上、実務世界との関わりを持っている方がほとんどです。
学校の外から一歩も出ないで研究をされている方は、MBAの性質上いません。
二つ目は「実践系」のタイプです。
こちらは逆に、長い間ビジネスの世界に身を置き、そこで大きな成果をあげられてきた先生です。
特にMBAで教えることに近いコンサルティング会社出身の方が多いです。
豊富な事例とフレームワークを駆使してスマートに教えられます。
ご自身もMBAホルダーの方が多いので、もちろん理論的な見識もきっちり持たれています。
三つ目は「理論と実践の融合」のタイプです。
前述の二つの中間というイメージです。
中間というと中途半端なイメージがあるかもしれませんが、
どちらもきっちりやるので、倍の負担がかかる(いや勉強ができる)感じです。
明確に分類できるわけではありませんが、概ねこの三つのタイプに分かれます。
どのような先生とお付き合いをしていくのかは、人それぞれですし、目的によっても違います。
例えば、「理論の裏付けのあることを学びたい」のであれば、
「理論系」で自身の興味のある分野の先生に師事するのが良いと思います。
また、「将来コンサル会社に勤めたい」との考えであれば、
「実務系」で特にコンサル出身の先生のゼミに入るのが理想だと思います。
そして、「両方をガッツリ学びたい」のであれば、
「融合系」で理論と実践を同時に学ぶという選択になると思います。
では私の場合は、どうだったのか?
ゼミとしては3番目の「融合系」を選びました。
それは、私自身が、「まず実務の世界で通じる力を身に付けたい」と思っていたことと
将来的には「学校で教えたい」との考えを持っていたからです。
詳しくは明日お話しします。
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