【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

「起業したいのですが、MBAに行った方がいいですか？」

以前、起業志望の方からこのような質問を受けたことがあります。

欧米では起業で成功される方の多くがMBAホルダーです。

日本でも最近は、楽天の三木谷さん、ライフネット生命の岩瀬さんをはじめ

MBA取得後に起業して大活躍されている方も増えてきていますよね。

そのように輝いているリーダーの方々を見ると

「MBAが起業への登竜門」

「起業するにはMBAが不可欠」

と考えるのも不思議ではありません。

ただ、私は先の質問に対して、このような回答をしました。

「すぐにでも起業したいなら、MBAに行かずに起業準備を始めた方がいいと思いますよ」

「まだ、その段階でないなら、MBAに行くのはとても良い選択肢です。

でも、MBAに行っても成功できる保証はないですよ。

MBAで起業の成功に必要なことをすべて学べるわけではないですからね…」

今日は、すぐに起業したい場合についてお話していきます。

まずMBAで学ぶことについて少し整理します。

MBAでは、ヒト、モノ、カネといった経営に関する一通りの知識を学びます。

それによって、起業に必要な様々な知識を得ることができます。

例えば、マーケティングで学ぶSTP（セグメンテーション、ターゲティング、

ポジショニング）は起業でビジネスモデルを考える上で欠かせない考えです。

こういうことを学べるのは、MBAに行くメリットです。

ただ、MBAでは学ぶ領域が広いので、内容はどうしても浅くなります。

実際のビジネスでは、もっと深掘りしないといけないところ、

MBAでは時間の制約上、そこまではできません。

また、起業に関係ない講座もあり、かなりの時間がとられます。

実は、これが厄介です…。

必要な単位を取らないといけないので、勉強しないといけないんです。

こう考えると、すぐにでも起業したい人は、起業に特化したスクールで

必要なことを学ぶのが効率的かと思います。

起業後に足りない要素をMBAで補強するということもできるわけですからね。

明日は、いつか起業したい場合についてお話しします。