リーダー語録:観音太郎さん2

2016.01.26 (火)

美しい村に住む誇り

 

美しい村に加盟できる条件の一つに、「生活の営みにより作られた景観」があります。単に、自然の景色が美しいというだけではダメで、そこに住む人の生活の息吹が感じられるものでなければいけません。美瑛町には、その景観が3つあります。「農業によって創られる丘陵景観(農業)」、「美瑛軟石(石文化)」、「青い池(火山と共に生きる)」です。実は、町民の方には、「見慣れた普通のもの」という意識がそれまでありました。でも、美しい村に入ることで、「これらはオンリーワンの、スゴイ資源なんだ」と地元の魅力を再発見できるようになったのです。

 

また、「自分たちは美しい村に住んでいる」と意識するようになったことで、自宅周辺に花を植えたり、農機具の整理をしたりと景観を大事にする取り組みを自発的に始めるようになりました。自分たちが住む町に対する誇り、郷土愛が芽生えてきたのです。

 

そのような取組みの甲斐もあり、お陰様で観光客の数は増えています。これまでは年間100万~120万人くらいで推移していましたが、去年は179万人になり、今年は200万人を超える勢いです。海外からのインバウンドが多く、特に中国人の観光客が増えています。夏は宿泊施設がほぼ満杯で、予約が取りにくくなっています。ただ、夏に集中し過ぎる傾向があり、冬場にどのように数を増やしていくかが課題です。

 

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