リーダー語録:西村有紀子さん1

2016.06.16 (木)

入社2年目で営業職2,000人のトップになる

 

私は、大学生のときに父がいなくなり、女手ひとつで育てられました。母からは「自分で稼げる力をつけないと不自由になる」と言われてきたので、就職活動のときは「結婚や出産をしても働ける、一生働ける職場を探そう」と決めました。でも、当時は、まだ女性を総合職として採用する会社がほとんどない時代。そんな中、「産休や育休はありますか?」と質問をすると、ほとんどの会社で怪訝な顔をされ、落とされ続けました。このとき、「会社勤めでは一生働くことはできないのかな?」と、起業を意識するようになりました。

 

「将来、社長になる!」と思ったものの、具体的なアイデアはない。そんなとき、友人から「三井海上(現三井住友海上)で新卒女性の営業職を10名採用するらしいよ」と聞きました。これまで損保の営業職は男性のみ。女性の営業職は業界初とのこと。「社長になるには、おカネの流れを知っておいたほうがいい。売る力も必要。それに大企業で社会人としてのマナーを学んでおくのも悪くない」そう思って、応募したところ、採用が決まりました。

 

この女性営業職というプロジェクトは、いわば社運を賭けた取組み。会社側も気合が入っていました。入社後は、10名全員が1ヶ月間、ホテルに缶詰めで研修を受けました。内容は、外資の営業職のスキルを身につけるというもので、当時最先端のもの。恐らく男性の新卒の営業職では学べない内容でした。例えば、「お客様にノーと言わせないスキル」では、お客様がノーと考える理由を全部消していく。すると、必ずイエスとしか言わなくなる。そんなことを学び、ロールプレイングでひたすら練習をしました。ちなみに、この研修で学んだことは、起業した今でも役に立っていて、当社のウェディングドレスのオーダー成約率は80%で、業界平均(30%)を大きく上回っています。

 

この研修の効果は大きく、入社2年目には男性も含めた全営業職2,000人の中でトップの成績になりました。もちろん、研修だけで、この結果になったわけではありません。当時、損保は全社が同じ内容の商品だったため、差別化要因は営業担当者の手腕だけ。そこで、徹底的に自分自身を売り込むため、自分のチラシをつくる。また、車の修理会社と連携して、「事故を起こしたら、すぐに取りに行きます」と付加価値のサービスをつける。車のディーラーと連携して、社員割引を利用して新車を安く買えるようにする、といったことをしました。お客様のためになることを考え、実行した結果、トップになることができたのです。ちなみに、2位も同期の女性でした。これを見て、「営業は学べば身につくんだ」と実感しました。

 

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