リーダー語録:大里真理子さん2

2017.03.27 (月)

入社後、中国の携帯電話市場への新規参入プロジェクトを担当することになり、中国に駐在することになりました。1年目は「こんなに売れるなんておかしい」と思えるくらい爆発的に売れたんです。そのおかげで社内では「女性初の取締役誕生か?」とまで言われました。でも、2年目から状況が一変。売れたはずの製品が次々と返品されてきました。実は、大量に買っていたのは販売代理店で、一般消費者が買っていたわけではなかったのです。製品は中国仕様なので他国で売ることもできない。大量の不良在庫を抱え、億単位の赤字を出してしまいました。事業を撤退して失意のまま帰国。降格、降給という大きな挫折を味わいました。

 

生まれて初めての逆境です。不評を跳ね返そうと新しい企画を提案したりもしましたが、億単位の損失を出した人の話を聞く人なんていない。起こす行動がすべて裏目に出て、空回りを始める。「こういうときは何もしないで、流れに身を任せた方がいい。今、流れに逆らってもいいことはない」との先輩の助言に従い、何もしないことに集中。すると、少しずつ周囲が見え、今まで気づかなかったことが分かるようになってきました。このとき、「立ち止まって考えることも時には必要」と学んだのです。その後、インターネットプロバイダー事業の立ち上げをきっかけに、自分として区切りをつけて退職し、次のステップに進むことを決めました。

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