リーダー語録:佐谷周吾さん1

2017.03.17 (金)

現代美術に特化したギャラリーを運営するシュウゴアーツを創業した佐谷さん。六本木で自前のギャラリーを手掛ける一方、国内に限らず香港をはじめ海外のアートフェアにも積極的に出展するなどグローバルな活動を展開されています。今回は、美術商の仕事内容やご自身のキャリアについてお話しいただきました。

 

現代アートに特化した美術商を営む

 

私は、子供の頃から音楽が好きで、ビートルズから始まり、ハードロック、ジャズ、クラシックなど何でもかじりました。将来は音楽関係の仕事に就きたいと思っていましたが、父親が銀行勤務を辞めて画廊で働き、まもなく独立、佐谷画廊を立ち上げました。大学を卒業するとき、父から「うちに来ないか?」と誘われましたが、音楽ならともかく美術のことは全然わからない。ゼミの先生に相談に行って、「やっぱりサラリーマンになります」と言ったところ、先生から「当たり前だ!」と言われ、一般企業に就職しました。

 

就職してからも画廊を覗いたりしていましたが、そこでアーティストや美術商の方と話をしていく内に、美術の面白さがだんだんわかってきました。会社勤めを辞め、父の画廊で働く決心をしたものの、私は美術を専門に勉強したことがない。「この絵のどこがいいのか?」そのポイントを示す自信がない。そこで、働き始める前に美術史家ゴンブリッジの名著に載っている作品を片っ端から見て周るバックパックの旅をすることにしました。ロンドンからスタートして、ヨーロッパ、アメリカの美術館を都合半年かけて周りましたが、ギリシャ美術から当時の現代美術まで、このときに見たものはすべて私の宝になっています。

 

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