MBA流リーダーシップ強化方法02~難しい理由~
「リーダーとしてどう振る舞ったらいいかわからない」
「リーダーとしての仕事がつらい」
「こんなことならリーダーにならなきゃ良かった」
初めてリーダーになった人からよく聞く言葉です。
リーダーになったとき、「最初から上手にできた」という話をあまり聞いたことがありません。
「最初は全然ダメでした…」という人がほとんどです。
なぜでしょうか?
一つには、リーダーシップを体系的に学ぶ機会があまりないことがあります。
中学や高校、大学といった学生時代はどうだったでしょうか?
例えば、クラブ活動などでキャプテンとなり、実践でリーダー経験を積むことはあります。
あるいは、尊敬する先輩を見て、「自分もあーなりたい」と学ぶこともあるでしょう。
でも、リーダーシップを座学で学ぶことはほとんどないと思います。
私の場合、恥ずかしながらリーダーシップをきちんと学んだのはMBAのときでした。
それまでは、全くの我流でリーダーとして振る舞っていたのです。
自分の限られた経験や知識の中でやっていたことなので、かなり偏った手法でした。
なので、上手くできたときもあったとは思いますが、全くできないときも多々ありました。
そんなときは、理論を学ばない我流の限界を痛切に感じたものです。
あと、リーダーシップの手法が無数にあることも困難さを高めています。
「いっぱいあって、どれが正解かよくわからない…」
このことも、すぐにリーダーシップを発揮できない要因としてあります。
結局のところ、リーダーの仕事の多くは、人間関係に絡むものです。
「Aさんのやる気を出させるにはどうすればいいのか?」
「Bさんに協調性を持ってもらうにはどうすればいいのか?」
「Cさんにミスなく仕事をしてもらうにはどうすればいいのか?」
このようにリーダーは、個人個人のいろいろな課題に対処しなければなりません。
そして、人に関して言えば、その時々で感情も違っています。
ノリノリのときもあれば、落ち込んでいるときもある。
集中しているときもあれば、他に心配を抱えているときもある。
このように状況が無数にある分、対処法も無数に存在してきます。
それ故、簡単なマニュアルで対応できないのです。
ここにリーダーシップの難しさがあります。
そんな厄介なリーダーシップをどのように身に付けていくのか?
明日以降お話ししていきます。
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