MBA流キャリア目標の設定方法~確率50%の目標~

2015.08.13 (木)

「渡邊さんの3ヶ月後の目標は何ですか?」

「その目標を達成できる確率は何%くらいだと思いますか?」

 

あるコーチの方と話しているときに聞かれた質問です。

私は20代の頃から長期的なキャリアプランを立てています。

また四半期(3ヶ月)ごとの目標も立てています。

 

「3ヶ月後の目標はコレコレです」

「そして1年後にはその数値をこれくらいまでにすることを目標にしています」

3ヶ月後だけでなく、その先の目標までスラスラと答えることができました。

 

達成確率についても「もちろん100%です!」と最初は答えました。

ただ、少し自信がないところもあったので、

こちらの方は「95%くらいでしょうか」と修正してしまいましたが…。

 

その後にコーチの方からこのように聞かれました。

「では達成確率が50%の目標というと、その数値がどれくらい上がりますか?」

 

そのときに「はっ」とさせられました。

達成確率が100%近いということは「高みを目指して挑戦していないな」と感じたのです。

「無難な目標を掲げている自分」に気付かされました。

 

確かに目標を掲げるときは、達成確率100%を目指すのは当然のことです。

ただ、それだけでは自分の限界を越えた領域に到達することができにくくなります。

通常、目標を達成したら、それ以上のことまでするモチベーションは極端に下がるからです。

 

モチベーション理論の中に、「達成動機の強い人は成功確率が50%のときに

最も強いモチベーションが湧く」というものがあります。

確率が高すぎると、「成功して当たり前」なので、達成感を満たせないからです。

確率が低すぎる場合は、そもそも挑戦する意欲が湧かなくなりますよね。

 

このお話を聞いた後、早速、目標を上方修正しました。

確率50%というのは、あくまでも感覚的なものですが、

「今よりも頑張れば達成できるレベル」までには引き上げたつもりです。

 

これからの3ヶ月間は、この目標を毎日見て、達成に向けて日々取り組むことにします。

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