リーダー語録:南章行さん3

2016.06.08 (水)

いかに自分をクビにする仕組みをつくるかが課題

 

AP時代に、一年間休職して英国オックスフォード大学のMBAコースに行きました。オックスフォードMBAは、プライベート・エクイティの分野で欧州トップのMBAと言われていますが、実はソーシャル・アントレプレナーシップ(社会起業)のコースも有名なんです。入学後のオリエンテーションでも、学校側から「社会起業家を目指してください」と言われたたほどです。在学中に、あるNPO法人のコンサルティング・プロジェクトに関わったこともあり、卒業後に日本でNPO法人を二つ立ち上げました。その後、2012年に、3人の創業メンバーで株式会社ココナラを設立しました。

 

ココナラは知識・スキルの個人間取引(CtoC)プラットフォームです。これまでは、自分の得意を活かしてビジネスをしたいと考えても、Web サイトの作成、決済手段の導入、集客活動などのコストを考えると、ニッチでちょっとしたサービスを単独で成立させることには難しさがありました。ココナラは、どなたでも自分の得意を活かした相談サービスをネット上で気軽に提供できるようにと、簡単な出品の仕組みを持ち、初期費用や月会費は無料、サービス提供価格は一律 500 円からという、チャレンジしやすい価格設定を行った日本初のサイトです。2012年7月にサービス開始後、2016年2月時点で登録ユーザー数約 24万人、出品サービス数約 6万件、累積成立取引数約 60万件を実現しています。

 

ココナラを3人でスタートしてから、現在は30名近くまで社員が増えました。ここ数年で、ビジョンや戦略、提供するプロダクトも固まってきました。資金もそれなりの額を調達でき、株式上場も視野に入ってきました。ただ、これから、もっと会社を成長させていくには、優秀な人を多く採用して、勇気を持って仕事を任せていくことが必要で、それには「自分をいつクビにできる仕組みをつくるか?」が課題と考えています。

 

経営者の仕事は、ビジョンや戦略といった方向性を決めたら、あとは勇気を持って社員に任せることだと考えています。仕事を任せるのは正直、不安があるし、また、自分がしてきた仕事を取られるのは恐いもの。だから、自分にとって一番大切な仕事や強みが活かせる仕事ほど手放しにくくなる。でも、そうなると自分がボトルネックとなって物事が進まなくなってしまう。他の誰かができる仕事は思い切って任せて、経営者にしかできないレイヤーの仕事をやる。それは、ビジョンや方向性を示すこと。そこだけは誰にも任せられない経営者の仕事だと考えています。

 

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