MBAホルダーの本音51~MBA前後のキャリア目標2~
質問者
小学5年生の時に、その先生と出会ってから教師志望になったんですか?
渡邊
その時は、まだ先生になろうとは思っていなかったんです。
野球が好きだったので、ずっと「プロ野球の選手になる!」って思ってましたから。
ただ、5年生にもなると、現実を知るので、それは無理と思うようにはなっていました。
でも、「では将来、自分が何になりたいか?」なんて考えてはいなかったです。
質問者
では、いつから先生になりたいと考えるようになったんですか?
渡邊
小6の時ですね。小6になる前に千葉から大阪に転校したんですね。
で、そこでも2学期から学級委員長になって、先生と話すことが増えた。
このときの先生も良くて、「あー、こういう先生になりたいな」と思ったんです。
で、「将来、自分も先生になる」って思うようになり、卒業文集にもそう書いたんです。
質問者
なるほど。いい先生との出会いが2年続き、教師を志望するようになったと。
でも、高2の時に志望を変えるわけですよね?
渡邊
はい。高校生になったら、「先生ってちょっとつまんないな」と思うようになったんです。
中学までは、担任の先生との絡みも多く、ウェットな関係で面白かった。
でも、高校になると、授業での絡みしかなく、とたんにドライになった感じがしました。
それで、先生の仕事ってあんまり面白くないなーと。授業だけ教えるのはつまんないと。
質問者
それから先生への気持ちが冷めてきたと。
あんまり、いい先生がいなかったというのもあるんですかね?
渡邊
それもあるかもしれません。
あとは、ちょうどバブル経済が始まり出す頃でもあったんですね。
海外でバリバリ働いているビジネスマンを見て、純粋にかっこいいなーと思いました。
それを見ると、先生の仕事が地味にも思えてきたんですね。
質問者
なるほど。教師から海外で働くビジネスマンに憧れるようになったと?
渡邊
はい。見ていて、なんか華やかな感じがしたんですね。
先生ではなく、自分も金融とかで海外でバリバリ働く。大きな仕事をする。
その方がかっこいいなーって思ってしまったんですね。
若気の至りというか、カネに目がくらんだというか(笑)。
それで、金融に行くなら、経済や会計を勉強しないとと思って方向転換したんです。
教育学部から経済学部や商学部の方にですね。
(*)インタビューは2009年12月に行われました。
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