MBAホルダーの本音41~MBA前後で起きた変化3~

2015.12.12 (土)

質問者

これまでにMBAに来たことで、自信とか視野が広がったとお聞きしました。

どちらかというと頭よりは気持ちの方の話だと思います。

知識の面はどうですか?何か大きな変化ってありましたか?

 

渡邊

クリエイティブ・リーダーに関する知識はすごく得られましたね。

ここは一番のメリットだし、大きな変化です。

あとは、先ほども申し上げたかもしれないですけれど、経営全般の知識ですね。

一応、一通り勉強したので、どの分野でもそれなりのことは言えるようになった。

そこは大きいですね。

 

質問者

特に取締役になられたら、経営全般も見なければいけませんからね。

 

渡邊

そうですね。部長だったときは、その部門のことを中心に考えればいい。

でも、役員になったら、全社的な視点で考えないといけないわけですからね。

こういうポジションになったときに、全くわからないことがあるのはダメですからね。

もちろん、すべてに精通しているわけではないので深い話はできないですけど。

でも、一通りのことは何となく知っているという自信があるのは大きいですね。

専門外のことは全く知りませーんって感じではなくなったのかなとは思いますね。

 

質問者

ここも自信なんですね。

知識のあるなしというより、自信のあるなしなんですね。

そっちの方が大きいみたいですね。

 

渡邊

そうですね。今話をしていて気づきました。

得たものは自信なんですね。

知識は膨大にあるので、全部を網羅することはできませんし、やっぱり忘れます。

でも、基礎的なことは知っているし、解けない問題はないっていう自信。

満点ではないけど、それなりの合格点はとることができるという自信。

それが一番大きいのかもしれません。

すぐに答えられなくても、何がしかの答えをみつける自信はありますので。

 

質問者

それをMBAで得たということですね。

 

渡邊

そうですね。それまでは、すぐ「そんなの無理だよ」と思ったりしていましたから。

今は、「何とかなる」と思えますので。

楽観的になったとも言えるかもしれませんね。

 

(*)インタビューは2009年12月に行われました。

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