【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者

親や先生の言うことって、結構影響を受けますよね。

親や先生と自分の考えがピタッと一致したときはいいんでしょうけどね。

でも、そんなことはあんまりないですよね。

渡邊

はい。「こうしたら親は喜ぶのかな？」って思いますよね。

あるいは、「こんなことをすると親が悲しむ」と思って諦める。

本当はこれをやりたいと思っていたのに、周りのことを考えてやめる。

そして、他人がいいと思う生き方をしようとする。

自分の気持ちを押し殺して、無難な生き方をしようとする。

こうなると、「自分が何をやりたいか？」もうわからなくなってきますね。

質問者

自分の好きなことと周りの好きなこととが混同してくる感じですね。

周りがいいと思っていることが、いつの間にか自分の好きなことと思い込む。

それはあるかもしれませんね。

渡邊

多いと思いますよ。私自身もそうでしたし。

人間、自分一人だけで生きているわけではないですからね。

周りから影響を受けながら、みんな成長していくので自然なことかもしれません。

でも、それが行き過ぎると、「何のために生きているの？」

「誰のために生きているの？」となって悩んでしまいます。

質問者

それって家族のために自分が犠牲になっている感じですね。

渡邊

そうですね。

人のために生きるのはいいことですが、自分が犠牲者になっちゃいけない。

犠牲になると、気持ちが続かないと思うんですね。

どこかで、「自分は誰々の犠牲になって我慢している。こんなのもうイヤ」って。

そうなると、今度は周りの人を恨むようになりますからね。

「誰々がああいうことを言ったから、こんな風になったんだ」って。

そうなるとつらいですよね。

（*）インタビューは2009年12月に行われました。