【渡邊将志オフィス】上場企業等向け「経営戦略/IRコンサルティング」×「MBA研修」で収益＆株価アップを支援

質問者

MBAに行ったことによる不利益というのはありますか？

今までのお話ではあまりなさそうですが、あえて言うとしたら何かありますか？

 

渡邊

2年間、収入はなかったですから、経済的に失うものは大きかったと思います。

収入はないし、その割にお金はそれなりに使いますからね。授業料とか本代とか。

修論を書くときに、いろいろな調査やインタビューをしますから、その費用とか。

財産的にはかなりの額を失いましたね。

それは仕方ないんですけどね。わかった上でのことですから。

 

質問者

具体的にいくらくらいの額を使ったんですか？

 

渡邊

授業料は年間200万円で、2年ですから合計で400万円ですね。

本代は計算してないからわからないですけど、200万円とか300万円くらいでしょうか。

あとは、備品とかですけど、1,000万円はいかないかなくらいですかね。

 

質問者

結構な額ですけれど、そこまでしてMBAを取ったというのは、それに見合う価値があると。

いってみれば先行投資という考えでしょうか？

つまり、先にお金はそれなりに出ていくけど、後でそれ以上のリターンを得ると。

 

渡邊

はい。いつか取り戻せばいいやって感じでした。

あとは、あまり深く考えていなかったんですね。お金の面は。

それよりも、「絶対にスキルを身に付ける！」という方に意識は向いていました。

 

質問者

スキルを身に付けて払ったお金の分は取り返してやると。

 

渡邊

そうですね。ただ、お金だけを考えると「少しもったいなかったかな？」と思いますね（笑）。

失ったものほど大きく感じたりしますからね。

お金のことは少し忘れていましたけど、いま話していて思い出しました（笑）。

あー、そんなに使ってたんだと。

 

質問者

お金はわかりやすいですからね、金額っていうものは目に見えますし。

それくらいですか？後はありますか？例えばキャリアの面はどうですか？

 

渡邊

そちらは、あまりないですね。

キャリアのところで見れば、いったん中断しましたけど、役員までは来ましたから。

そんなにマイナスを感じたことはないです。

 

質問者

先程の先行投資的に言うと、元は取った感じですか？

 

渡邊

そうですね。それ以上のものを得られたと思っています。

 

（*）インタビューは2009年12月に行われました。