MBAで学んだことって仕事に使えますか?

2015.07.10 (金)

「MBAで学んだことって仕事に使えますか?」

「どれくらいのレベルのことを学べるのですか?」

 

MBAを検討されている方から良く受ける質問です。

 

結論から言うと、

「基礎知識やフレームワーク思考が身に付くので効率的に仕事はできるようになります」

「でも、高いレベルの仕事をするにはMBAで学んだ知識だけでは不十分です」

こんな感じの回答になります。(すいません。一文できれいにまとめられませんでした…)

 

例えば「この課題の問題点を分析して」という仕事がきたとします。

MBAではロジックツリーや3C、SWOTなどのフレームワークを学びますので、

これらを使うことで、より早く、より効率的に分析はできるようになります。

実際、私もフレームワークを使うことで仕事の質は上がりました。

 

一方、「MBAを出た後、投資銀行でM&Aの仕事がしたい!」というような場合、

仕事をする上で会計やファイナンスの高度な知識が必要になります。

MBAでこれらの科目を学べば、バリバリ仕事ができようになるかというと、

残念ながら答えは「No」です。

 

MBAの講座で学べることは、会計やファイナンスの基礎知識までです。

実践で使うには、プラスαで学ぶ必要があります。

(結局、実践しながらでないと「ホンモノの実践知識」は学べないのですが…)

 

そもそもMBAでは、ヒト、モノ、カネといったすべての経営資源に関わることを

短期間で網羅的に学びます。

経営全般の知識を効率的に学べる点ではとても優れていますが、時間的な制約から

どうしても「広く、浅く」になります。

実践で使えるレベルに持っていくには、講座とは別で「深く」学ばないといけません。

 

その一つの方法として、ゼミを活用するというのがあります。

通常、MBAでは最初の1年間は経営全般を広く学びますが、

2年目はゼミで専門テーマを研究することになります。

ここで深く学ぶことで、実践レベルに近づけていくことはできます。

 

実際、私もゼミで「クリエイティブ・リーダー」の研究を深くすることで、

強烈な疑似体験をし、実践(新商品開発の仕事)に活かすことができました。

通常の講座だけでは得られない貴重な知見をゼミの研究で得ることができました。

 

「自分が何を目指すのか?」との目標を明確に定めれば、

実現するための方法はいくらでもあります。

 

逆に目標を持たずに、単に通常の講座を勉強するだけでは、

仕事で使えるレベルの知識を身に付けるのは難しいと思います。

 

結局、MBAでの学びを生かのすも殺すのも、自分次第ということになります。

 

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