MBAで学んだ勉強方法03~理論へ返る~

2015.08.06 (木)

「プロは現実を直視して、行動し、行動した結果を振り返ります」

「そして最後は理論や文献に立ち返ります」

「これが学びの一連のプロセスです」

「これを英国でのMBA時代に身に付けたことがとても役立っています」

 

一昨日から海外でMBAを取得された方の勉強方法を紹介しています。

今日はその最終回です。

 

これまでに、まず「現実を直視すること」が学びの出発点であること。

そして「行動した後、いったん立ち止まり、行動した結果を振り返ること」が

大切であることをお話ししました。

今日のテーマは「学びの最終プロセスは何か?」ということです。

 

行動した後は、結果が出ます。

良い結果もあれば、悪い結果もあります。

それぞれについて、「その原因は何か?」を振り返ります。

その際、自分で考えることも大事ですが、それだけでは不十分です。

 

なぜか?

人間一人の力には限界があるので、考える際に必ず盲点ができるからです。

例えば「悪かった原因はココ」と自分では考えるかもしれません。

でも、他の人からすれば「別のところ」に原因があると言うかもしれません。

自分には見えていないところに本当の原因があるかもしれないのです。

 

この盲点を防ぐには、他の人と話をすることで解決する場合もあります。

往々にして人と話をすると新たな気づきを得られるものです。

それは、他の人が自分にはない視点を与えてくれるからです。

これが盲点を防ぐ一つの方法です。

 

他には、過去の理論を調べる方法もあります。

過去の理論は、より多くの人や事例によって一般化されたものです。

よって一人の人と話す以上の視点を与えてくれる利点があります。

 

自分の考えを過去の理論に照らし合わせてみる。

合致していれば、自分の考えを自信を持って遂行できます。

合致していなければ、理論を取り入れて自分の考えを再構築していく。

このような方法で盲点を防ぎ、新たな実行へと移していくのです。

これが学びの最終プロセスです。

 

「現実を直視し、行動結果を振り返り、理論に立ち返り、再度実行する」

これが知性ある大人になるための学びのプロセスとのことです。

私自身も参考にしていきたいと思います。

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