MBA流リーダーシップ強化方法02~難しい理由~

2015.08.19 (水)

「リーダーとしてどう振る舞ったらいいかわからない」

「リーダーとしての仕事がつらい」

「こんなことならリーダーにならなきゃ良かった」

 

初めてリーダーになった人からよく聞く言葉です。

リーダーになったとき、「最初から上手にできた」という話をあまり聞いたことがありません。

「最初は全然ダメでした…」という人がほとんどです。

なぜでしょうか?

 

一つには、リーダーシップを体系的に学ぶ機会があまりないことがあります。

中学や高校、大学といった学生時代はどうだったでしょうか?

例えば、クラブ活動などでキャプテンとなり、実践でリーダー経験を積むことはあります。

あるいは、尊敬する先輩を見て、「自分もあーなりたい」と学ぶこともあるでしょう。

でも、リーダーシップを座学で学ぶことはほとんどないと思います。

 

私の場合、恥ずかしながらリーダーシップをきちんと学んだのはMBAのときでした。

それまでは、全くの我流でリーダーとして振る舞っていたのです。

自分の限られた経験や知識の中でやっていたことなので、かなり偏った手法でした。

なので、上手くできたときもあったとは思いますが、全くできないときも多々ありました。

そんなときは、理論を学ばない我流の限界を痛切に感じたものです。

 

あと、リーダーシップの手法が無数にあることも困難さを高めています。

「いっぱいあって、どれが正解かよくわからない…」

このことも、すぐにリーダーシップを発揮できない要因としてあります。

 

結局のところ、リーダーの仕事の多くは、人間関係に絡むものです。

 

「Aさんのやる気を出させるにはどうすればいいのか?」

「Bさんに協調性を持ってもらうにはどうすればいいのか?」

「Cさんにミスなく仕事をしてもらうにはどうすればいいのか?」

 

このようにリーダーは、個人個人のいろいろな課題に対処しなければなりません。

そして、人に関して言えば、その時々で感情も違っています。

ノリノリのときもあれば、落ち込んでいるときもある。

集中しているときもあれば、他に心配を抱えているときもある。

 

このように状況が無数にある分、対処法も無数に存在してきます。

それ故、簡単なマニュアルで対応できないのです。

ここにリーダーシップの難しさがあります。

 

そんな厄介なリーダーシップをどのように身に付けていくのか?

明日以降お話ししていきます。

 

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